再開発,  第一種再開発,  都市計画決定

再開発-3/東京都の再開発


東京都の再開発(東京都都市整備局のHPより)

1. 東京23区の再開発

前回、東京都都市整備局の市街地再開発事業地区一覧から
東京都23区の再開発状況を抜粋した

東京23区市街地再開発地区    
区名 再開発地区 完了地区 (*1)事業中地区 (*2)予定地区
千代田区 181431
中央区291496
港区281643
新宿区191711
文京区121110
隅田区9900
江東区8620
品川区211542
目黒区3300
大田区2200
世田谷区6600
渋谷区7241
中野区7502
杉並区2200
豊島区5320
北区4310
荒川区121200
板橋区5302
練馬区4400
足立区4310
葛飾区4211
江戸川区4121
台東区0000

2. 東京都の再開発

東京都は23区だけじゃない。面積的にはそれ以外の方が広い。
同じ東京都都市整備局の市街地再開発事業地区一覧公開データから23区以外も見てみる。

東京都市街地再開発地区    
区名 再開発地区 完了地区 (*1)事業中地区 (*2)予定地区
千代田区 181431
中央区291496
港区281643
新宿区191711
文京区121110
隅田区9900
江東区8620
品川区211542
目黒区3300
大田区2200
世田谷区6600
渋谷区7241
中野区7502
杉並区2200
豊島区5320
北区4310
荒川区121200
板橋区5302
練馬区4400
足立区4310
葛飾区4211
江戸川区4121
台東区0000
八王子市3300
立川市3300
武蔵野市1100
三鷹市1100
青梅市1100
府中市4400
調布市6600
町田市4400
小金井市2110
東村山市1100
国分寺市3300
西東京市3300
狛江市2200
清瀬市1100
多摩市1100


(*1)「事業中地区」=”事業認可から工事完了前の地区”
(*2)「予定地区」=表中に「-」、”都市計画決定から事業認可前の地区”

 23区以外も抜粋してみたが、
小金井市の「事業中」が一件で他は全て「完了」・・・
この表に現れてこない計画がたくさんありそうだなぁ

 事情に明るい人から見ればあたり前なのかもしれないが、
この東京都都市整備局が公表している再開発地区は「都市計画決定」がなされ、基本的には「着工」〜「竣工」して街の景観を変えることが決まっているものだけのようだ。
 まだ「都市計画決定」がなされていない「計画中」で色々と勉強会したり、なにかの原因で前に進まない地区があるはずだ。
 再開発事業は15〜20年かかるという。
その途中に人々の人生、生活、資産が絡み、悲喜交々があるはずだ。


3. Wikipediaの表と比較してみる

Wikipediaってなんでもあるなぁ。Wikipedia東京都の再開発の一覧
Wikipediaへの記載は任意だから、掲載基準、表記文言などがバラバラなことを承知の上で、東京都都市整備局の表と比較してみる。

東京都市街地再開発地区「東京都都市整備局」「Wikipedia」比較
区名 東京都都市整備局Wikipedia
千代田区1835
中央区2929
港区2834
新宿区1924
文京区1212
隅田区99
江東区89
品川区2123
目黒区34
大田区23
世田谷区66
渋谷区711
中野区711
杉並区21
豊島区510
北区44
荒川区1215
板橋区57
練馬区45
足立区45
葛飾区46
江戸川区46
台東区00
八王子市32
立川市33
武蔵野市12
三鷹市12
青梅市12
府中市42
調布市64
町田市45
小金井市21
東村山市11
国分寺市33
西東京市33
狛江市22
清瀬市11
多摩市11

 やはりWikipediaの掲載数の方が多い。
杉並区、八王子市、府中市、調布市、小金井市は逆に東京都都市整備局の表に記載の地区数の方が多い。
 東京都都市整備局の表との差に意味がありそうだ。Wikipediaには「都市計画決定」が成される前の地区が掲載されていそうだ。

改めて書くが、再開発計画が行政に届けられ、都市計画決定がされ順調に進む地区についてではなく、
・計画中地区はどこか
・順調に進まない地区はどこか、その理由は?
・反対運動まで起こる理由は?
などが筆者の関心の中心、このブログのメインである。

(記*手尾広遠)

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